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新事業進出補助金のjGrants電子申請マニュアル|画面別操作ガイド

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jGrants(Jグランツ)とは?新事業進出補助金の電子申請の全体像

jGrants(Jグランツ)は、経済産業省が運営する補助金の電子申請システムです。新事業進出補助金の申請は、原則としてjGrantsでの電子申請のみ受け付けられています。紙での申請は認められません。

jGrantsを利用するためには、事前にGビズIDプライムアカウントの取得が必要です。GビズIDの取得には2〜3週間かかるため、申請予定の方は早めに手続きを開始してください。

項目内容
システム名jGrants(Jグランツ)
URLjgrants-portal.go.jp
必要なアカウントGビズIDプライム(法人)またはGビズIDメンバー
推奨ブラウザGoogle Chrome、Microsoft Edge(最新版)
利用可能時間24時間(メンテナンス時を除く)

事前準備の確認

jGrantsでの申請を開始する前に、以下の3点を必ず確認してください。(1) GビズIDプライムの取得完了、(2) 事業計画書・添付書類のPDF化完了、(3) 公募要領で申請フォームの項目を事前確認済み。準備が整っていない状態で入力を始めると、途中で中断を余儀なくされます。

【画面1】jGrantsへのログインと補助金検索

jGrantsにアクセスし、GビズIDプライムでログインするところから申請がスタートします。

ログイン手順

  • ブラウザでjGrants(jgrants-portal.go.jp)にアクセス
  • トップページの「ログイン」ボタンをクリック
  • GビズIDのログイン画面が表示される
  • GビズIDプライムのIDとパスワードを入力
  • 二段階認証(SMSまたはアプリ)でワンタイムパスワードを入力
  • ログイン完了後、jGrantsのマイページに遷移

ログインできない場合

パスワードを忘れた場合はGビズIDの公式サイトからリセットできます。アカウントがロックされた場合は、GビズIDのヘルプデスクに連絡してください。二段階認証の携帯電話番号が変更になった場合も事前に変更手続きが必要です。

補助金の検索と申請開始

ログイン後、新事業進出補助金の公募を検索して申請を開始します。

  • マイページの「補助金を探す」または「公募検索」をクリック
  • 検索窓に「新事業進出補助金」と入力して検索
  • 該当する公募が一覧に表示される(回次を確認)
  • 申請する公募の「詳細を見る」をクリック
  • 公募要項の内容を確認し、「申請する」ボタンをクリック
  • 申請フォームが開く

公募回次の確認

複数の公募回次が表示される場合があります。申請しようとしている回次(第1回、第2回等)を間違えないよう、公募の開始日・締切日を必ず確認してください。締切日を過ぎた公募には申請できません。

【画面2】企業基本情報の入力

申請フォームの最初の画面では、企業の基本情報を入力します。GビズIDの登録情報から一部が自動入力されるため、内容に誤りがないか確認してください。

入力項目一覧と記入のポイント

入力項目記入内容注意点
法人番号13桁の法人番号GビズIDから自動入力。国税庁の法人番号公表サイトで確認可
法人名登記上の正式名称略称は不可。「株式会社○○」のフル表記
代表者名代表取締役の氏名登記簿上の表記と一致させる
本社所在地登記上の住所登記簿謄本と完全一致させる
設立年月日登記上の設立日西暦で入力
資本金登記上の資本金額千円単位等の指定があれば注意
従業員数常時使用する従業員数パート・アルバイトの算入基準を公募要領で確認
業種日本標準産業分類に基づく業種主たる業種を選択
連絡先電話番号・メールアドレス事務局からの連絡が届く窓口を指定

中小企業の判定基準

資本金と従業員数で中小企業か中堅企業かが判定され、補助率(中小1/2、中堅1/3)が決まります。入力を間違えると補助率に影響するため、正確な数値を入力してください。

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【画面3】事業計画の概要入力

企業基本情報の次に、事業計画の概要を入力するフォームが表示されます。ここでの入力は、PDFで添付する事業計画書の「要約」に相当します。

事業概要の入力フィールド

入力項目文字数目安記入のポイント
事業テーマ名30〜50文字新事業の内容が一目で分かる簡潔なタイトル
事業概要200〜400文字新事業の内容・目的・期待される効果を端的に記述
新事業の区分選択式新製品開発・新市場進出・新サービス提供等から選択
補助対象経費の総額数値入力税抜金額を入力
補助金申請額数値入力補助対象経費×補助率。上限9,000万円、下限750万円
補助事業の実施期間日付選択交付決定日以降〜事業完了日を設定

事業テーマ名は重要

事業テーマ名は審査員が最初に目にする情報です。「○○を活用した△△の開発による□□市場への進出」のように、新規性と事業内容が伝わるタイトルにしてください。「新事業の展開について」のような抽象的なタイトルは避けましょう。

経費内訳・収益計画の入力

経費内訳は9つの経費区分ごとに金額を入力します。収益計画は事業年度ごとの売上・利益・付加価値額を入力します。

  • 経費区分ごとの金額は事業計画書の記載と完全に一致させる
  • 合計金額が自動計算されるので、手計算との整合性を確認
  • 付加価値額の計算結果(年率成長率)が4%以上であることを確認
  • 賃上げ計画の数値も入力(給与支給総額の増加率等)

数値の入力ミスは形式不備として指摘される原因になります。入力後は必ず見直してください。

【画面4】添付書類のアップロード

フォーム入力の完了後、事業計画書や添付書類をPDFでアップロードします。ここが最もトラブルが発生しやすいステップです。

アップロードする書類一覧

書類名形式ファイルサイズ上限必須/任意
事業計画書PDF10MB程度必須
決算書(直近2期分)PDF10MB程度必須
認定支援機関の確認書PDF5MB程度必須
従業員数を証する書類PDF5MB程度必須
見積書PDF10MB程度必須
加点項目の証明書類PDF5MB程度該当時必須
その他補足資料PDF10MB程度任意

ファイルサイズ超過への対処

事業計画書に高解像度の写真を多数掲載している場合、ファイルサイズが上限を超えることがあります。対処法は以下の通りです。(1) PDF圧縮ツール(Adobe Acrobat、Smallpdf等)でファイルサイズを縮小、(2) 画像を150〜200dpi程度に解像度を下げる、(3) 本文と写真資料を別ファイルに分ける。

アップロード時の注意点

  • ファイル名は半角英数字またはアンダースコアで作成(日本語ファイル名は文字化けリスクあり)
  • ファイル名例: jigyokeikakusho_company-name.pdf、kessansho_2025.pdf
  • アップロード後にプレビュー確認できる場合は必ず内容を確認
  • パスワード付きPDFはアップロードできない場合があるのでパスワードを解除
  • スキャンした書類は文字が読める解像度(300dpi以上推奨)で作成

【画面5】入力内容の確認と申請送信

すべての入力とファイルアップロードが完了したら、確認画面で最終チェックを行い、申請を送信します。

送信前の最終チェックリスト

チェック項目確認内容チェック
企業基本情報法人名・代表者名・住所が登記簿と一致
事業テーマ名新事業の内容が明確に伝わるタイトル
経費内訳事業計画書の記載金額と完全一致
補助金申請額補助率の計算が正確、上限・下限の範囲内
付加価値額年率平均4%以上の成長計画
添付書類必須書類がすべてアップロード済み
ファイル内容アップロードしたPDFが正しいファイルか確認
連絡先電話番号・メールアドレスが正確

申請完了の確認

「申請する」ボタンをクリック後、申請完了画面が表示されます。同時に、登録したメールアドレスに申請完了通知メールが届きます。このメールが届かない場合は申請が完了していない可能性があるため、マイページの申請状況を確認してください。

申請送信後の注意事項

  • 申請完了通知メールを保存する(PDF保存推奨)
  • jGrantsのマイページで申請状況が「申請済み」になっていることを確認
  • 事務局から不備連絡が届く場合があるため、メールを定期的にチェック
  • 不備連絡には迅速に対応する(修正期間は短い)
  • 申請内容の修正・取下げが必要な場合は事務局に連絡

一時保存機能の活用

jGrantsには入力内容の一時保存機能があります。すべての入力を一度に完了する必要はないため、途中まで入力して保存し、後日続きから入力することが可能です。ただし、一時保存したデータにも保存期限がある場合があるため、長期間放置しないようにしてください。

jGrants操作でよくあるトラブルと解決方法

jGrantsでの電子申請中に発生しやすいトラブルとその解決方法をまとめます。

トラブル原因解決方法
ログインできないGビズIDのパスワード期限切れ、アカウントロックGビズIDサイトでパスワードリセット、ヘルプデスクに連絡
補助金が検索で出てこない公募期間外、検索キーワードの不一致正式名称で検索、事務局のURLから直接アクセス
ファイルがアップロードできないファイルサイズ超過、不正なファイル形式PDFを圧縮、ファイル名を半角英数字に変更
入力内容が保存されないセッションタイムアウトこまめに一時保存、ブラウザのキャッシュをクリア
確認画面でエラーが出る必須項目の未入力、数値形式の不一致エラーメッセージに従い修正
申請ボタンが押せない必須添付書類の未アップロードすべての必須書類がアップロード済みか確認

締切直前のトラブルに注意

公募締切の直前はjGrantsへのアクセスが集中し、システムが重くなったり、タイムアウトが発生しやすくなります。締切の1週間前までには申請を完了させることを強くおすすめします。システム障害による申請遅延は原則として救済されません。

申請後のステータス確認と不備対応

申請後はjGrantsのマイページで申請状況を定期的に確認してください。

ステータス意味必要なアクション
申請済み申請が正常に受理された不備連絡を待つ(なければ審査中)
差戻し書類不備があり修正が必要不備内容を確認し、修正して再提出
審査中書面審査が進行中口頭審査の通知を待つ
採択採択された交付申請の手続きに進む
不採択不採択となった不採択理由を確認し、次回再申請を検討

差戻しへの迅速な対応

「差戻し」ステータスの場合は修正期限が設定されています(通常5〜7日程度)。期限内に修正・再提出しなければ申請が無効になるため、メール通知の設定を必ずオンにして、差戻し通知を見逃さないようにしてください。

無料で専門家に相談できます

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  • 相談・診断は完全無料
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  • 最短翌日に折り返し連絡

よくある質問(FAQ)

jGrantsはPC(パソコン)での利用を前提に設計されています。スマートフォンからもアクセスは可能ですが、入力フォームの操作やPDFのアップロードなど、PCでの操作が推奨されます。特にファイルアップロードはPCから行ってください。

GビズIDエントリーはオンラインのみで即日発行されますが、利用できるサービスが限定されます。新事業進出補助金の申請にはGビズIDプライムが必要です。プライムは印鑑証明書の郵送が必要で、発行まで2〜3週間かかります。

はい、jGrantsには一時保存機能があります。入力途中で「一時保存」ボタンをクリックすれば、後日ログインして続きから入力できます。ただし、一時保存の有効期限がある場合があるため、長期間放置しないようにしてください。

PDF圧縮ツール(Adobe Acrobatの「ファイルサイズを縮小」機能、Smallpdf等のオンラインツール)でファイルサイズを縮小してください。画像の解像度を150〜200dpiに下げるだけでも大幅にサイズが減ります。それでも超過する場合は、本文と別添資料に分けてアップロードしてください。

申請送信後の修正は原則としてできません。修正が必要な場合は事務局に連絡して指示を仰いでください。差戻し(不備通知)があった場合は修正・再提出が可能です。このため、送信前の最終チェックは慎重に行ってください。

GビズIDメンバーアカウントを発行して代理操作を依頼することは可能です。ただし、GビズIDの管理責任は法人の代表者にあります。代理人にアカウント情報を共有する場合は、情報管理に十分注意してください。最終的な申請内容の責任は代表者にあります。

原則として1社1申請です。同じ公募回で複数の事業計画を申請することはできません。複数の新事業を検討している場合は、最も優先度の高い事業で申請し、他の事業は次回公募に回すか、別の補助金制度を活用してください。

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