目次

Jグランツ(jGrants)入力ガイド完全版2026|新事業進出補助金の画面別操作マニュアル(事業再構築後継対応)

この記事の結論

Jグランツ(jGrants)は経済産業省・デジタル庁が運営する補助金の電子申請システムで、新事業進出補助金(中小企業基盤整備機構運営)の申請は原則としてJグランツ経由でのみ受け付けられます。申請に必要なGビズIDプライムの取得には2〜3週間かかるため、公募開始前から準備を始めることが採択への第一歩です。本ガイドでは、ログインから申請送信まで全8画面をスクリーンショット解説に準じた形で体系化し、入力ミスが多いポイント・ファイルアップロードの注意点・差戻し対応まで網羅しています。

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Jグランツ(jGrants)とは|新事業進出補助金との関係を整理する

Jグランツ(jGrants)は、経済産業省管轄の補助金を電子的に申請・管理できる公的ポータルサイトです。正式名称は「補助金申請システム(jGrants)」。URL は jgrants-portal.go.jp で、デジタル庁が運営主体となっています(出典:デジタル庁ウェブサービス一覧 https://services.digital.go.jp/jgrants/)。

中小企業新事業進出補助金(事務局:中小企業基盤整備機構)は、2026年時点で第4回公募まで実施されており、すべての応募申請はJグランツ経由の電子申請のみ受け付けられています。紙での申請は認められません。

項目内容
システム名補助金申請システム(Jグランツ / jGrants)
ポータルURLjgrants-portal.go.jp
運営主体デジタル庁(旧:経済産業省直轄)
利用可能時間24時間(定期メンテナンス時を除く)
推奨ブラウザGoogle Chrome・Microsoft Edge(最新版)
必要アカウントGビズIDプライム(または法人のGビズIDメンバー)
最新操作マニュアル事業者クイックマニュアル 2026/3/26 版(fs2.jgrants-portal.go.jp で公開)

Jグランツ2.0への移行に注意

2025年以降、Jグランツは機能改善が続けられており、画面構成や入力項目が更新されることがあります。本ガイドは2026年3月公開の事業者クイックマニュアル(v2.12版)をもとに作成していますが、最新の操作手順は各補助金の公式資料ダウンロードページで確認してください。新事業進出補助金の最新応募申請ガイドは中小企業基盤整備機構の公式サイト(shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/shinjigyou_oubo_guide.pdf)で公開されています。

申請開始前の必須準備チェックリスト

Jグランツで新事業進出補助金を申請するには、システムアクセスと書類の2つの面で事前準備が必要です。公募締切直前に慌てないために、公募開始の2か月前から動き始めることを強く推奨します。

GビズIDプライムの取得(最重要・2〜3週間)

GビズIDプライムは、Jグランツにログインして補助金申請を行うために必須のアカウントです。GビズIDには3種類ありますが、補助金申請に使えるのはプライムのみです。

種類取得方法所要期間Jグランツ申請
GビズIDエントリーオンラインのみ即日不可
GビズIDメンバープライム取得者が発行即日代理申請のみ
GビズIDプライム書類審査+郵送2〜3週間可(推奨)

プライムの取得に必要なものは、法人の場合「法人印鑑証明書(発行3か月以内の原本)」と「法人実印」のみです。GビズID公式サイト(gbiz-id.go.jp)でオンライン申請後、書類を郵送し、審査完了でアカウントが有効化されます。

年度末・公募直前は審査が混雑する

3月や補助金公募開始直後はGビズID審査の申請が集中します。通常2〜3週間のところ、最大1か月以上かかったケースも報告されています。公募開始を知ってから申請すると手遅れになる可能性があるため、「申請するかどうか検討中」の段階でプライムの取得だけは先行させてください。取得は無料で、使わなくてもデメリットはありません。

事前に準備する書類・データのチェックリスト

区分書類・データ備考
事業計画事業計画書(PDF)事務局指定様式。第4回はshinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jpの資料ダウンロードページから取得
財務直近2期分の決算書(BS・PL・製造原価等)PDF化して準備。e-Taxで電子申告済みなら電子帳票活用可
収益計画収益計画・事業場内最低賃金フォームExcelで作成しPDF変換。付加価値額の年率平均4%成長を試算しておく
見積書補助対象経費の見積書(2社以上・50万円超は相見積もり必須)事業者名・日付・金額・品目が明記されたもの
認定支援機関認定経営革新等支援機関の確認書支援機関の押印付き原本をスキャン
登記登記事項証明書(履歴事項全部証明書)発行3か月以内。法務局または法人インターネット登記事項証明書サービスで取得可
賃上げ賃金台帳・労働保険料の申告書等賃上げ要件・最賃要件の確認に使用
加点パートナーシップ構築宣言確認書・DX認定証等該当する加点項目のみ。宣言はppc.go.jpで確認
  • すべての添付ファイルはPDF形式。パスワードロックは解除する
  • ファイル名は半角英数字とアンダースコアのみ(日本語ファイル名は文字化けリスク)
  • 1ファイルの上限は原則10MB以内。超える場合はAdobe AcrobatまたはSmallpdfで圧縮
  • スキャン書類は300dpi以上で取り込み、文字が鮮明に読めることを確認

【画面1】Jグランツへのログイン手順

準備が整ったら、いよいよJグランツにアクセスして申請を開始します。ログインにはGビズIDプライムとSMSを使った2段階認証が必要です。

ログインの具体的な操作手順

  • PCのブラウザ(Chrome推奨)で jgrants-portal.go.jp を開く
  • トップ画面右上の「ログイン」ボタンをクリック
  • GビズIDのログイン画面に遷移するので、プライムのメールアドレスとパスワードを入力
  • 「ログイン」ボタンをクリックすると、登録した携帯電話へSMSでワンタイムパスワードが届く
  • ワンタイムパスワード(6桁)を入力し認証を完了
  • Jグランツのマイページ(ダッシュボード)に遷移する

セッションタイムアウトに注意

Jグランツはログイン後3時間が経過すると、次の操作でログイン画面に戻ります(公式マニュアル記載)。入力中に時間がかかる場合は、こまめに「一時保存」を実行してください。一時保存のデータは次回ログイン時に引き継がれます。

ログインできない場合の対処法

パスワードを忘れた場合はGビズIDサイトのパスワードリセット機能を使用します。SMSが届かない場合は、スマートフォンのSMSフィルター設定や「+81」始まりの番号を拒否していないか確認してください。アカウントがロックされた場合は、GビズIDヘルプデスクに連絡が必要です。

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【画面2】補助金の検索と申請開始

ログイン後のマイページから、申請する補助金の公募を検索して申請フォームを開きます。

新事業進出補助金の検索と申請フォームの開き方

  • マイページ上部の「補助金を探す」タブ(または「公募一覧」)をクリック
  • 検索窓に「新事業進出」と入力し検索を実行
  • 「中小企業新事業進出補助金 第〇回」の公募が一覧に表示される
  • 申請しようとしている公募の締切日を確認し、「詳細を見る」をクリック
  • 公募の概要・提出書類一覧が表示されるので内容を確認
  • 「申請する」ボタンをクリックすると申請フォームが開く

公募回次の確認を必ず行う

検索結果に過去の公募(第1回・第2回等)が混在する場合があります。締切日と公募回次を確認し、現在受け付け中の公募に申請してください。締切が過ぎた公募への誤申請は受理されません。

【画面3】事業者基本情報の入力(最重要・ここでのミスが審査に響く)

申請フォームの最初のタブは事業者の基本情報です。GビズIDの登録情報から一部が自動入力されますが、すべての項目を目視確認してください。ここの入力誤りが補助率の計算ミスや形式不備に直結します。

各入力項目と記入のポイント

入力項目記入内容注意事項
法人番号13桁の法人番号GビズIDから自動入力。国税庁「法人番号公表サイト」で事前確認推奨
法人名・商号登記上の正式名称略称・屋号は不可。「株式会社〇〇」のフル表記で入力
代表者氏名代表取締役の氏名登記簿謄本と一字一句一致させる(旧字体等に注意)
本社所在地登記上の住所登記事項証明書と完全一致。番地の表記(丁目・番・号)も一致させる
設立年月日法人の設立登記日西暦で入力。登記簿謄本の設立年月日欄を参照
資本金直近の登記上の資本金増資後の最新額。円単位で入力(千円換算でない)
常時使用する従業員数申請時点の従業員数パート・アルバイトの算入方法は公募要領で確認。役員は除く
業種(日本標準産業分類)主たる事業の業種プルダウンから選択。迷う場合は総務省の産業分類コード表を参照
直近決算期の売上高直近1期分の売上高税抜または税込の指定を公募要領で確認
担当者情報電話番号・メールアドレス事務局からの不備連絡が届く窓口。随時確認できる連絡先を設定

中小企業・中堅企業の判定が補助率を決める

資本金と従業員数の入力値で「中小企業(補助率1/2)」か「中堅企業(補助率1/3)」かが自動判定されます。誤った数値を入力すると補助率や上限額の計算が狂います。入力後にシステム表示の補助率が想定通りか確認してください。

【画面4】事業計画概要の入力(審査員が最初に読む部分)

このタブは添付する事業計画書の「エグゼクティブサマリー」に相当します。文字数制限があるため、簡潔かつ新事業の核心が伝わる内容を入力してください。

事業計画概要の入力フィールドと文字数の目安

入力項目文字数目安記入のポイント
事業テーマ名(件名)30〜60文字「〇〇技術を活用した△△への新規参入」のように、新規性と新市場を凝縮。抽象的なタイトルは審査点が下がりやすい
事業概要200〜500文字現在の主力事業と異なる新事業の内容・目的・期待効果を記述。「なぜ今その事業か」の背景を1〜2文で補足すると評価が高まる
新事業進出の区分選択式「新製品・新商品の開発・製造・販売」「新サービスの開発・提供」「新たな生産・販売方式の導入」等から選択。公募要領の定義と照合する
補助対象経費の総額(税抜)数値入力税抜の合計額。経費明細タブの合計と一致させる
補助金申請額数値入力対象経費総額×補助率。上限(中小:最大9,000万円)・下限(750万円)を確認
補助事業の実施期間日付選択交付決定日以降の開始日と事業完了予定日を設定。完了予定が補助事業完了期限を超えないよう注意

事業テーマ名は一度決めると変更困難

申請送信後は事業テーマ名の変更ができません(差戻しでも審査中の変更は制限あり)。事業計画書の表紙に記載したテーマ名と完全一致させてから送信してください。「〇〇について」「新事業の展開」のような抽象的なテーマ名は採択率を下げます。

付加価値額・収益計画の入力方法

新事業進出補助金の必須要件である付加価値額の年率平均4%以上の成長計画を、Jグランツのフォームに入力します。

  • 事業年度ごとの売上高・経常利益・人件費・減価償却費を入力
  • 付加価値額は「営業利益+人件費+減価償却費」で自動計算されるか、手入力のいずれか(公募回次による)
  • 補助事業終了後3〜5年の計画値を入力する欄が多い(第4回は事務局配布のExcelフォームを先に作成しPDF添付)
  • 付加価値額の年率平均4%成長が達成できていない場合、申請要件を満たさないため入力前に試算を行う
  • 給与支給総額の増加率(年率平均1.5%以上)・事業場内最低賃金の要件も別欄に入力

収益計画フォームは事前ダウンロードを推奨

中小企業基盤整備機構の公式資料ダウンロードページでは、Excelベースの「収益計画・事業場内最低賃金フォーム」が提供されています。このExcelで先に計算を確認し、PDFに変換して添付書類として使用しながら、Jグランツのフォームには同じ数値を転記するのが最も効率的です。

【画面5】経費内訳の入力(9区分ごとの正確な記入が必須)

補助対象経費は新事業進出補助金の公募要領で定められた9つの経費区分に従って入力します。経費区分を誤ると審査で指摘を受けたり、交付後の精算で認められないケースがあります。

9つの経費区分と入力のポイント

経費区分対象の例入力時の注意点
①機械装置・システム構築費製造ラインの新設機械、POSシステム、製造管理ソフト単価50万円以上の設備が中心。リース・レンタルは原則対象外
②技術導入費特許権、ノウハウ等の導入に要する費用国内の技術導入に限定。外国技術の場合は別途確認要
③専門家経費弁護士・弁理士・コンサルタント等の報酬補助額の上限は補助金申請額の2分の1以内が目安の場合あり。公募要領で確認
④運搬費補助対象設備の運搬・搬入・据付費設備本体費と明確に区分して計上
⑤クラウドサービス利用費SaaS・IaaS・PaaSの利用料補助事業期間中の費用のみ対象。事業完了後の月額料金は対象外
⑥外注費製品デザイン、試作品製造、Web制作の外注費事業内容と直接関連があることを説明できる書類を準備
⑦知的財産権等関連経費特許出願費用、商標登録費用新事業に直接関係する出願に限定
⑧広告宣伝・販売促進費新製品のWebサイト制作、展示会出展費、カタログ制作補助対象経費総額に上限率がある場合あり。公募要領を確認
⑨研修費新事業に必要な資格取得、外部研修参加費補助事業と直接関係する研修のみ。汎用的なスキルアップは対象外になりやすい

消費税は補助対象外

Jグランツのフォームに入力する経費はすべて税抜金額です。消費税は補助対象経費に含まれません。見積書を税込で取得している場合は、入力前に税抜額に換算してください。

経費内訳入力のよくある失敗と対策

  • 見積書の金額と経費欄の合計が一致しない:入力後に合計額と見積書合計を突合する。端数処理に注意
  • 経費区分の振り分けミス:ソフトウェアは「①機械装置・システム構築費」か「⑤クラウドサービス利用費」か判断が難しい。買い取り型は①、月額課金は⑤が基本
  • 交付決定前に発注・支払いを済ませた経費を計上:補助対象経費は交付決定後に発注・支払いしたものに限る(一部例外あり)。事前発注は補助対象外
  • 対象外経費の混入:人件費・土地・建物・電気代等の汎用性のある経費は原則対象外
  • 見積書を取っていない経費の計上:計上する経費は原則として取得済みの見積書が必要。50万円超は2者以上の相見積もりが必要

【画面6】添付書類のアップロード(最もトラブルが多い工程)

フォーム入力が完了したら、事業計画書や証明書類をPDFでアップロードします。ファイルサイズ超過やファイル名の問題でつまずくケースが最多です。

アップロード書類一覧(新事業進出補助金 第4回)

書類名形式必須/任意ポイント
事業計画書(本体)PDF(10MB以内)必須事務局指定様式。テーマ名をJグランツ入力と一致させる
収益計画・事業場内最低賃金フォームPDF(5MB以内)必須事務局配布Excelをそのまま印刷・PDF化
直近2期分の決算書PDF(10MB以内)必須BS・PL・製造原価報告書等。1ファイルにまとめてよい場合あり
認定経営革新等支援機関の確認書PDF(5MB以内)必須支援機関の押印あり。認定機関番号を確認しておく
見積書(相見積もり含む)PDF(10MB以内)必須50万円超は2者以上。発行者・金額・品目が明記されていること
登記事項証明書PDF(5MB以内)必須(法人)発行3か月以内。法務局またはオンライン取得可
労働保険料申告書等(賃上げ証明)PDF必須直近期の給与支給総額が分かる書類
加点項目証明書PDF該当時必須パートナーシップ構築宣言・DX認定証・産業雇用安定助成金受給通知等
その他補足資料PDF任意製品カタログ・市場調査資料等。文量が多い場合は別添として整理

最新の必須書類一覧は公募ごとに異なります。必ず事務局公開の「添付書類確認シート」(shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/ で公開)を確認してください。

ファイルアップロード時の注意点と対処法

  • ファイル名は半角英数字・アンダースcore・ハイフンのみ:「jigyokeikakusho_2026.pdf」のように命名する。日本語ファイル名は文字化けしてアップロード失敗になる場合がある
  • ファイルサイズ超過の対処:Adobe Acrobat(ファイルサイズを縮小)またはSmallpdf・iLovePDFなどのオンラインツールで圧縮。画像の解像度を150dpi程度に下げるだけで大幅削減できる
  • パスワード付きPDFは解除必須:Acrobatの「保護解除」機能、またはPDFを一度印刷して再スキャンする方法でパスワードを除去
  • アップロード後に内容を確認:プレビュー機能があれば必ず表示し、正しいファイルがアップロードされているか・文字が読めるかを確認
  • 添付書類確認シートをチェックしながらアップロード:事務局が公開する添付書類確認シートをプリントアウトしてチェックボックスを埋めながら進めると漏れを防げる

スキャン品質が審査に影響する

受領書・決算書をスキャンして添付する場合、解像度が低いと文字の判別ができず形式不備として差し戻しになります。スマートフォンのスキャンアプリ(Adobe Scan、Microsoft Lensなど)は300dpi相当の品質で読み取れますが、グレースケール・斜め補正機能をオンにして使用することを推奨します。

【画面7】入力内容の確認と申請送信

すべての入力とアップロードが完了したら確認画面で最終チェックを行い、申請ボタンを押して送信します。送信後の修正は原則できないため、ここで妥協しないことが採択の大前提です。

申請送信前の最終チェックリスト

チェック項目確認内容
法人名・代表者名登記簿謄本と一字一句一致しているか
従業員数・資本金中小企業判定に影響するため正確な数値か
事業テーマ名事業計画書の表紙タイトルと完全一致しているか
補助金申請額補助率×対象経費総額の計算が合っているか。上限・下限を超えていないか
付加価値額の成長率年率平均4%以上の計画になっているか
経費内訳の合計見積書合計と一致しているか。税抜表示か
添付書類の揃い事務局の添付書類確認シートの必須欄がすべて埋まっているか
ファイルプレビュー添付したPDFが正しいファイルか・文字が読めるか
担当者連絡先メールアドレス・電話番号が正確で確実に受信できるか
加点項目申請した加点の証明書が添付されているか

申請完了を確認する2つの方法

「申請する」ボタンをクリック後、(1) 申請完了画面が表示される、(2) 登録メールアドレスに申請完了通知メールが届く、の2点を確認してください。どちらか一方でも確認できない場合は、Jグランツのマイページで申請状況が「申請済み」になっているかを確認してください。

【画面8】申請後のステータス管理と差戻し対応

申請送信後は、Jグランツのマイページで申請ステータスを定期的に確認します。事務局から不備通知(差戻し)が届いた場合は、修正期限内に対応しなければ申請が無効になります。

申請ステータスの種類と必要なアクション

ステータス意味申請者がとるべき行動
申請済み申請が正常受理された(書類確認中)不備通知メールを待つ。日次でメールを確認
差戻し書類不備があり修正が必要不備内容をメール・Jグランツ両方で確認し、修正書類を再アップロードして再提出
審査中書面審査(一次審査)が進行中口頭審査の通知(二次審査がある場合)を待つ
採択審査を通過し採択されたJグランツで交付申請に進む(採択通知メール記載の手順に従う)
不採択審査で不採択となった不採択理由の開示請求を検討。次回公募での再申請を検討

差戻し(書類不備)への対応方法

  • 差戻し通知は登録メールアドレスに届く。迷惑メールフォルダも確認する
  • Jグランツのマイページでも差戻し内容を確認(メールより詳細な場合がある)
  • 修正期限は通知日から5〜7日程度が一般的。期限を過ぎると申請が無効になる
  • 修正が必要なファイルのみ差し替えてよいか、全書類を再アップロードするか、通知内容を確認する
  • 不備内容が不明な場合は事務局ヘルプデスクに電話で確認(公募要領記載の問い合わせ先)
  • 修正後は再度「提出する」操作が必要。マイページのステータスが「申請済み」に戻ったことを確認する

差戻しはよくあること・慌てず対処を

書類不備による差戻しは珍しくありません。特に初回申請者が差戻しを受ける割合は相当数にのぼります。差戻しが来たからといって採択に不利になるわけではなく、正確に修正・再提出できれば審査は通常通り進みます。修正期限を厳守することが最重要です。

Jグランツ操作でよくあるトラブルと解決策(2026年版)

2026年現在の実務で頻発するJグランツのトラブルと解決策をまとめます。特に公募締切直前に起きやすいシステム負荷関連のトラブルに注意してください。

トラブル主な原因解決策
ログインできないパスワード期限切れ・アカウントロックGビズIDサイトでパスワードリセット。ロック解除はGビズIDヘルプデスクに電話
SMS認証コードが届かないSMSフィルター・電話番号誤登録「+81」の発信元を許可。キャリアのSMSフィルター設定を解除
補助金が検索で出てこない公募期間外・検索ワードの不一致「中小企業新事業進出」と入力。それでも出ない場合は公式サイトのURLから直接申請
ファイルアップロードでエラーサイズ超過・日本語ファイル名・パスワード付きPDFPDF圧縮・ファイル名を半角英数字へ変更・パスワード解除
入力内容が保存されないセッションタイムアウト(3時間)1〜2時間おきに「一時保存」を実行。長時間作業はNG
申請ボタンが押せない必須項目の未入力・必須書類の未アップロードエラーメッセージで未入力箇所を特定。添付書類確認シートと照合
確認画面でエラー表示数値フォーマット不一致・文字数超過エラー項目をクリックして編集画面に戻り修正
システムが重い・タイムアウト公募締切前のアクセス集中締切1週間前には申請完了を目標に逆算して作業する

締切直前のシステム障害は救済されない

公募締切の数日前はJグランツへのアクセスが急増し、ページが重くなったりエラーが頻発したりします。「システム障害で申請できなかった」という理由での期限延長は原則認められません。新事業進出補助金の公募要領でも「締切直前の申請は避けるよう」明記されています。遅くとも締切の3営業日前には申請送信を完了させてください。

申請代行・認定支援機関の活用とJグランツ作業の分担

Jグランツの操作を事業者自身が行うか、認定経営革新等支援機関(認定支援機関)や申請代行コンサルタントに依頼するかは、事業者の状況によって異なります。それぞれのパターンを比較します。

自己申請・代理申請・申請代行の比較

方式費用メリットデメリット向いているケース
自己申請なし(GビズID費用・書類取得費のみ)費用ゼロ・事業内容を自分で熟知できる操作に慣れるまで時間がかかる・書類不備リスクあり補助金申請経験があり時間の余裕がある事業者
認定支援機関の支援(Jグランツ操作は自社)機関によって有料・無料さまざま事業計画書の品質向上・要件確認サポートJグランツ入力は自社で行う必要あり事業計画書作成に不安があるが操作は自分でやりたい事業者
申請代行(GビズIDメンバー経由)着手金10〜30万円+成功報酬5〜15%が相場Jグランツ操作含む申請作業を丸投げできる費用がかかる・代行業者の質に差がある本業が繁忙で申請に時間を割けない事業者・初回申請

GビズIDメンバーによる代理申請の注意点

代理申請を依頼する場合、代理人(担当者や外部コンサル)にGビズIDプライムから「メンバー」アカウントを発行します。GビズIDプライム自体のID・パスワードは渡す必要はありません。申請内容の責任は代表者(プライムアカウント保有者)にあることを念頭に置き、送信前に内容確認を必ず行ってください。

採択後のJグランツ手続き|交付申請・実績報告の流れ

採択はゴールではなく、Jグランツを使った手続きの始まりです。採択後も交付申請・変更申請・実績報告・補助金確定・精算請求と、複数のJグランツ操作が待っています。

採択後の手続きフローと注意点

手続き内容注意点
交付申請採択通知後にJグランツで交付決定を申請。交付決定前の発注・支払いは原則補助対象外採択通知後、速やかに交付申請を提出。交付決定を待って事業を開始する
変更申請事業内容・経費計画・実施期間を変更する場合に申請変更の承認なしに内容を変えると補助対象外になる。軽微変更と重大変更で手続きが異なる
実績報告事業完了後、Jグランツで実績報告書・領収書・証憑を提出領収書・通帳コピー・納品書等の証憑を整理して保存する。実績報告の書き方は別記事参照
補助金の確定・請求実績報告の審査完了後、補助金額が確定しJグランツで請求書を提出請求から振込まで数週間〜数か月かかる。資金繰りに注意

交付決定前の発注は補助対象外

採択通知を受け取っても、Jグランツで交付申請を提出して「交付決定通知」が届くまでは補助事業を開始できません。先走って設備発注・支払いをした場合、その費用は補助対象から除外されます。採択後はJグランツの操作マニュアルをしっかり確認してから動いてください。

本記事の根拠・出典と最新情報の確認先

本記事は以下の公式一次資料をもとに作成しています。補助金の申請要件・金額・スケジュールは公募ごとに更新されるため、必ず最新の公式情報をご確認ください。

出典URL・確認方法内容
Jグランツ公式ポータルjgrants-portal.go.jpログイン・補助金検索・申請フォーム
Jグランツ事業者クイックマニュアル 2026/3/26版fs2.jgrants-portal.go.jp/操作マニュアル_事業者用.pdf操作手順・セッション仕様・注意事項
デジタル庁 jGrants情報services.digital.go.jp/jgrants/システム概要・関連情報
中小企業新事業進出補助金 公式サイトshinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp公募スケジュール・資料ダウンロード・公募要領
中小企業新事業進出補助金 応募申請ガイドshinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/docs/shinjigyou_oubo_guide.pdf書類一覧・入力の手引き・記入例
中小企業庁 第4回公募要領chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/kobo/2026/260327001.html第4回公募の申請要件・補助率・対象経費
GビズID公式サイトgbiz-id.go.jpプライムの取得方法・マニュアル

最新情報は公式サイトで必ず確認を

本記事は2026年6月24日時点の情報をもとに作成していますが、新事業進出補助金の公募要領・添付書類・補助額は公募回次ごとに変更されます。申請前に中小企業基盤整備機構の公式サイトで最新の公募要領と応募申請ガイドをダウンロードしてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

A

GビズIDプライムは、GビズIDの公式サイト(gbiz-id.go.jp)でオンライン申請ができます。申請後に印鑑証明書と申請書を郵送し、審査完了後にアカウントが有効化されます。所要期間は通常2〜3週間ですが、年度末や公募直前は混雑します。申請・取得は無料です。

A

技術的にはアクセス可能ですが、事業者クイックマニュアルではPC(パソコン)での利用が推奨されています。特に事業計画書等のPDFアップロードや大量の入力項目への対応は、スマートフォンでは操作が難しい場合があります。Google ChromeまたはMicrosoft Edgeの最新版を使用したPCでの申請を強く推奨します。

A

はい、Jグランツには「一時保存」機能があります。入力途中でも保存ボタンをクリックすることで、次回ログイン時に続きから作業を再開できます。ただし、セッションタイムアウト(ログイン後3時間)の前に保存する習慣をつけてください。一時保存データにも保存期限がある場合があるため、公募期間中は定期的にアクセスして状態を確認することを推奨します。

A

PDF圧縮ツール(Adobe Acrobatの「ファイルサイズを縮小」機能、または無料ツールのSmallpdfやiLovePDF)でファイルサイズを縮小してください。事業計画書に高解像度の写真を多数挿入している場合は画像を150〜200dpi程度に下げるだけで大幅に削減できます。それでも超過する場合は、本文と資料を別ファイルに分割してアップロードする方法も有効です。ファイル名に日本語が含まれていてアップロードできない場合は、半角英数字のファイル名に変更してください。

A

付加価値額は「営業利益+人件費(役員報酬含む)+減価償却費」で計算します。補助事業終了後、この付加価値額が年率平均4%以上成長する計画であることが申請要件です。中小企業基盤整備機構が配布する「収益計画・事業場内最低賃金フォーム(Excel)」を活用すると自動計算されるため、このフォームを先に完成させてからJグランツに転記することを推奨します。最新のフォームはshinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jpの資料ダウンロードページで取得できます。

A

差戻し通知のメールに記載された不備内容を確認し、Jグランツのマイページでも詳細を確認します。修正期限(通常5〜7日程度)を必ず守ってください。修正が必要な書類のみ差し替えてよいか、全書類を再アップロードするかは通知内容に従います。不備内容が不明な場合は事務局ヘルプデスクに電話で問い合わせてください。修正後に再提出する操作(提出ボタンのクリック)を忘れないようにしてください。マイページのステータスが「申請済み」に戻ったことで再提出の完了を確認できます。

A

第4回公募の申請締切は2026年6月19日(木)18:00です(中小企業庁・中小企業基盤整備機構の公式発表)。ただし補助金情報は変更される場合があるため、最新情報は公式サイト(shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/schedule)で必ずご確認ください。第4回が最終回とされており、第5回以降の公募については時期執筆時点で未定となっています。

A

Jグランツ自体は複数の補助金の申請を管理できます。ただし、新事業進出補助金では同一公募回において1事業者1申請が原則です。別の補助金(例:IT導入補助金・ものづくり補助金)と同時並行でJグランツに申請することは可能ですが、補助対象経費が重複しないよう注意が必要です。補助金の重複受給については各補助金の公募要領を確認してください。

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