新事業進出・ものづくり商業サービス補助金で何が変わる?旧計画の更新点
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公開: 2026年3月15日
更新: 2026年9月14日
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この記事の結論
統合後の申請では、旧制度名や旧計画書をそのまま使わず、第1回の3枠と要件に対応させ直します。特に投資目的、賃上げの指標、職場環境整備、対象経費、本人申請の確認が必要です。実施中の旧補助事業は、採択・交付決定を受けた公募回の条件を確認してください。
旧計画を更新する5つの確認表
次の表は、旧資料を読み直すときのチェック表です。旧制度は公募回によって条件が異なるため、「旧制度すべての要件が同じだった」という比較ではありません。
| 確認する項目 | 持ち越してはいけない前提 | 第1回で確認すること |
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| 事業の目的・枠 | 旧ものづくり補助金の設備計画ならそのまま使える | 新製品開発、新市場進出、輸出体制強化のいずれに該当するか |
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| 補助率・上限・経費 | 小規模なら常に2/3、対象経費は一律9区分 | 枠・事業者区分・従業員数で金額を判定し、経費区分を確認 |
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| 付加価値額・給与 | 給与総額を増やせば賃上げ条件を満たす | 付加価値額年平均4%以上、一人当たり給与年平均3.5%以上等 |
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| 職場環境 | 行動計画を作成しただけで準備完了 | 締切日に有効な計画の公表と、子育て等の追加的取り組み |
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| 作成・申請と支援 | 外部支援者が計画を作り、申請を丸ごと代行できる | 申請者自身の作成・申請と、助言を受けた支援者情報の申告 |
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枠と金額は要領 p.6〜9、基本要件はp.11〜14、作成責任はp.1〜2、申請方法はp.37〜38で確認します。
旧制度名ではなく投資内容を説明し直す
| 仮想の計画例 | 最初に確認する枠・論点 | 不足しやすい説明 |
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| 自社技術を使い新たな製品を開発する | 革新的新製品・サービス枠の新製品開発要件 | 同業他社に相当程度普及していない革新性と顧客価値 |
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| 既存品と異なるサービスを新たな顧客層へ提供する | 新事業進出枠の製品等・市場の新規性 | どの顧客ニーズ・属性が既存事業と違うか |
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| 新しい国の顧客を開拓するため国内製造体制を強化する | グローバル枠の自社主導の海外市場開拓 | 輸出先市場と国内拠点強化の必要性 |
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| 既存製品の生産量を増やすため設備を更新する | 3枠の目的に該当する事業があるか再検討 | 単なる更新・増産を超える事業の内容 |
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表は採択事例ではなく確認のための仮想例です。新事業進出枠では製品等と市場の両方に自社にとっての新規性が必要で、商圏を変えただけでは足りない場合があります。要領 p.7:新事業進出枠に該当しない例も確認します。
文章だけでなく数字と根拠資料を更新する
- 既存事業と新事業の顧客、製品等、売上の見込みを区別する。
- 新しい枠の補助率・上限・対象経費で見積もりを組み直す。
- 基準年度をそろえて付加価値額、一人当たり給与、最賃水準を計算する。
- 行動計画の公表内容と追加的な職場環境整備の計画を確認する。
- 金融機関から資金提供を受ける場合は確認書、外部助言を受ける場合は申告内容をそろえる。
旧計画のページ数や章立ては検討材料として使えても、提出内容は第1回の公式入力項目に合わせます。設備導入、販売開始、給与計画が互いにずれていないかも点検します。具体的な計算は補助額の計算例、条件と証憑は基本要件の確認表をご覧ください。
過去の補助事業と新しい申請の関係を整理する
| 自社の状況 | 確認する記録 | 新制度の申請前に点検すること |
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| 旧制度で不採択になった | 提出した計画と通知 | 理由を推測で断定せず、現行の事業要件・審査項目で再検討 |
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| 旧制度で採択・交付決定され実施中 | 制度名、公募回、交付条件、実施状況 | 新制度の条件を旧事業に自動適用しない。新申請の対象外条件も確認 |
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| 過去の事業が完了している | 事業化状況報告、取得財産、返還等の記録 | 報告義務、財産処分の扱い、複数回利用等の条件を確認 |
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| 別の補助金にも申請している | 事業内容、対象経費、申請・交付状況 | 事業と経費の重複を確認し、必要な履歴を申告 |
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請求書や経費を分割しただけで、重複支援や併願・併用の制限を回避できるわけではありません。要領は過去の交付決定や現在の申請状況も入力するよう求めています。根拠:要領 p.21〜24:対象外事業者、p.26:重複受給・申告、p.49〜50:過去事業等の減点。
旧採択事例はアイデアと現行条件を分けて読む
旧制度の事例から参考にできるのは、顧客課題の見つけ方、既存事業の強み、新事業とのつながりなどです。一方、当時の補助額、対象経費、採択率を、新制度で受けられる額や採択可能性にそのまま置き換えることはできません。
| 参考にする情報 | 追加で確認すること |
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| 公表された事業テーマ | 本文にない売上・利益・設備内容を推測で実績化しない |
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| 新たな顧客と価値の説明 | 自社の顧客調査と新制度の枠の定義で裏付け直す |
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| 過去の補助額・制度枠 | 現在の従業員数と第1回の補助率・経費条件で再計算 |
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2026年9月14日時点では新制度第1回の採択結果はまだありません。「初回は通りやすい」といった期待を根拠に投資や契約を先行させず、事業そのものの実現性を確認します。
第1回に向けて更新作業の順序を決める
第1回は2026年9月30日受付、10月30日18時締切、採択発表は2027年1月頃の予定です。日程は要領 p.37で確認できます。
- 先に始める:GビズID、一般事業主行動計画の公表、金融機関への相談、見積もり取得。
- 並行して進める:市場調査、事業計画、数値目標と必要経費の整合確認。
- 提出前に確認する:最新の公式様式、添付資料、本人による内容確認と電子申請の完了。
申請のために見積もりを取得することと、契約・発注することは別です。交付決定前の契約・発注は対象外です。第2回以降の日程は現時点で未発表のため、次回日程を確定した資金計画に入れないでください。
統合後の条件を確認する公式資料
確認日:2026年9月14日。第1回公募要領1.2版のp.6〜9(3枠)、p.11〜16(要件・特例)、p.26(重複支援)、p.37〜38(申請)、p.54〜55(発注・変更)に基づきます。制度全体は新制度の申請判断ガイドから確認できます。
本人申請を進めるために専門家へ相談する
新制度では事業計画の作成・電子申請は申請者本人が行います。専門家には検討や改善への助言を依頼できます。初回相談と継続支援の契約・料金を区別し、外部支援者等の申告も確認してください。