新事業進出・ものづくり商業サービス補助金の対象経費|3枠の違いと対象外
制度・仕組み
公開: 2026年3月15日
更新: 2026年9月14日
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この記事の結論
対象経費は革新的新製品・サービス枠9区分、新事業進出枠10区分、グローバル枠12区分で、必須経費も異なります。見積書の名称だけでなく、新事業専用か、発注時期・発注先は適切か、区分別条件を満たすかを確認します。申請支援料や既存事業との共用設備は対象外です。
3枠の必須経費と区分数を確認する
| 枠 | 区分数 | 必須経費 | 枠に固有の経費 |
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| 革新的新製品・サービス | 9区分 | 機械装置・システム構築費 | 建物費は含まれない |
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| 新事業進出 | 10区分 | 機械装置・システム構築費または建物費 | 共通9区分に建物費を追加 |
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| グローバル | 12区分 | 機械装置・システム構築費または建物費 | さらに海外旅費、通訳・翻訳費を追加 |
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広告や専門家への相談だけでは必須経費の構成を満たしません。一過性の支出が対象経費の大半を占める場合も支援対象にならないと定められています。根拠:要領 p.6〜9:枠別の経費一覧、p.27:必須経費の考え方。
3枠に共通する9区分の見方
| 経費区分 | 確認する内容 | 混同しやすい点 |
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| 機械装置・システム構築費 | 補助事業専用の設備・ソフトウェア等 | 一般事務用PCや単なる既存設備の置換は対象外 |
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| 運搬費 | 補助事業に必要な運搬との対応 | 設備費など他区分へ含める費用と二重計上しない |
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| 技術導入費 | 必要な知的財産等の導入と契約 | 外注費・専門家経費との区分、同じ支出先の制約を確認 |
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| 知的財産権等関連経費 | 補助事業の開発成果に係る知的財産等の取得 | 日本の特許庁に納付する手数料等は対象外 |
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| 外注費 | 必要な検査・加工・設計等の一部委託 | 設備・システムの製作外注は機械装置・システム構築費 |
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| 専門家経費 | 事業遂行に不可欠な技術指導・助言 | 事業計画の作成支援者への費用は対象外 |
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| クラウドサービス利用費 | 補助事業専用の利用と対象期間 | 既存事業との共用、期間外の費用を確認 |
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| 原材料費 | 補助事業で使う原材料と用途 | 販売目的の製品・商品の生産調達費と区別 |
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| 広告宣伝・販売促進費 | 補助事業のPR・販促との対応 | 事業計画と無関係な広告、既存事業との共用は含めない |
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この表は分類の入口です。区分ごとの限度や単価、契約、対象期間の詳細は要領 p.27〜31で確認します。区分に名前があるだけで、予定支出がすべて対象になるわけではありません。
ウェブサイト・専用システム・専門家への支払いを区別する
| 予定する支出 | 確認する区分・扱い | 準備する説明 |
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| 新事業をPRするウェブサイト | 広告宣伝・販売促進費 | 新事業のどの製品・顧客に向けたPRか |
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| 新サービス提供用の専用システム | 機械装置・システム構築費の定義を確認 | 要件・機能、事業専用であること、開発費の内訳 |
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| 申請計画の作成支援や提出手続き | 補助対象外 | 対象経費から除き自己資金側に計上 |
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| 開発で不可欠な専門技術の指導 | 専門家経費の定義と制限を確認 | 専門家の略歴、必要性、謝金・見積もりの根拠 |
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100万円(税抜き)以上のシステム構築費を計上する場合、実績報告時に要件定義書(費用見積書を含む)または開発費用算出資料が必要です。外注先との契約前から、仕様と費用の対応を説明できるよう準備します。根拠:要領 p.28:システムとPRサイト、p.30:専門家経費、p.32〜33:対象外経費。
対象外費用を除いてから補助額を計算する
代表的な対象外は、既存事業に使う・共用する費用、一般事務用PC等の汎用品、家賃等の通常運営費、申請・報告書の作成提出費用、補助対象として認められない税・手数料等です。項目の詳細は要領 p.32〜33で確認します。
| 仮の見積内訳 | 金額 | 今回の仮例での扱い |
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| 事業専用設備等 | 1,850万円 | すべて対象と認められると仮定 |
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| 申請支援料 | 100万円 | 対象外 |
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| 一般事務用PC | 50万円 | 対象外 |
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| 税等を除く見積合計 | 2,000万円 | この全額に補助率を掛けない |
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この仮例を新事業進出枠・補助率1/2で計算すると、1,850万円×1/2=925万円です。実績ではなく対象外費用の除外方法を示す例であり、個別経費の適格性と補助上限・下限の審査は別に必要です。税やその他の支払いも資金計画へ加えます。
発注先・相見積もり・時期を同時に確認する
- 同じ仕様・数量・納期で比較できる見積条件を用意する。
- 発注先1件当たりの合計税抜50万円以上なら、同一条件による3者以上の見積もりを取得する。
- 事業計画作成支援者や確認書を発行した金融機関、これらのみなし同一事業者への発注・見積もりでないか確認する。
- 交付決定を待って契約・発注し、納入・検収・支払いも実施期間内に終える。
中古機械設備は古物商許可を持つ中古品流通事業者3者以上による型式・年式入り見積もり等の条件を確認します。また、技術導入費・外注費・専門家経費には同一支出先を含められない制約があります。根拠:要領 p.28〜30、p.54〜55。詳しくは相見積もりの確認手順をご覧ください。
見積もりから実績報告まで証憑をつなげる
| 段階 | 整理する情報 |
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| 見積・契約 | 発注先、設備・作業の仕様、数量、単価、契約日 |
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| 納入・検収 | 納品書、納入日、検収日、型式・設置状況 |
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| 支払い | 請求書、銀行振込の記録、支払日・支払先 |
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| 実績報告 | 計画との差異、経費区分と対象額、実施を示す資料 |
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必要性と価格の妥当性を証拠書類で確認できることが基本です。採択されても応募時の全経費が認められるとは限らず、交付申請で未計上経費を新たに追加することも認められていません。要領 p.27、p.54に沿って申請前に費用内訳を固めます。
対象経費の公式確認先
第1回公募要領1.2版を2026年9月14日に確認。p.27〜31(区分・条件)、p.32〜33(対象外)、p.54〜56(見積・発注・支払い)を参照しています。補助率・上限の計算は補助額と自己負担の計算例で確認できます。
本人申請を進めるために専門家へ相談する
新制度では事業計画の作成・電子申請は申請者本人が行います。専門家には検討や改善への助言を依頼できます。初回相談と継続支援の契約・料金を区別し、外部支援者等の申告も確認してください。