木材・家具で最初に整理する事業と投資

木材・家具で新事業進出・ものづくり商業サービス補助金を検討する際は、CLT・木造建築材製造・オーダー家具EC・DtoC事業・木材加工品輸出事業などの事業テーマについて、顧客・必要な投資・需要の根拠を先に整理します。第1回締切は2026年10月30日18時です。

検討の出発点となる課題は、外材安値との競合・需要縮小の危機感・付加価値化のノウハウ不足・EC・直販への移行遅れ。下の確認表を使い、既存事業の改善と、新たな製品・サービスや顧客への展開を分けて考えてください。

木材・家具の投資テーマ別チェック

以下は事業計画を具体化するための編集上の確認事項です。仮想の検討であり、地域別の実績や採択・経費対象の確約を示しません。

CLT・木造建築材製造

「CLT・木造建築材製造」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。

確認項目CLT・木造建築材製造で整理する内容用意する根拠
顧客・提供価値物件の所有者、利用者、サービスの契約者を整理する。従来の賃貸・施工と、新たに提供するサービスの違いを書く。既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ
設備・開発範囲建物工事、内装、設置機器、管理システムを区分する。物件取得や通常の賃貸業務をそのまま補助対象と考えず確認する。工程図、配置・構成図、仕様付き見積
需要の根拠利用候補者への聞き取り、利用目的、周辺の類似サービス、工事や契約の引き合いを整理する。満室・満稼働だけの計画を避ける。CLT・木造建築材製造の購入・利用候補者別の聞き取り記録
用途・専用性既存物件の維持修繕と新事業用の工事範囲を図面で区分する。所有者の承諾、契約条件、転貸や用途の制限も確認する。既存/新規の用途区分、経費の対応表
支払・資金繰り工事進捗ごとの支払、開業前の賃料、稼働率が上がるまでの運営費を月別に見積もる。支払月と入金月が分かる資金繰り表

オーダー家具EC・DtoC事業

「オーダー家具EC・DtoC事業」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。

確認項目オーダー家具EC・DtoC事業で整理する内容用意する根拠
顧客・提供価値既存商品を買う顧客と、新たな商品・サービスを買う顧客を分ける。販売サイトを追加するだけの計画にしない。既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ
設備・開発範囲商品開発・製造・受注・在庫・発送のどこを新設するかを整理する。販売用在庫と、事業に使う設備・開発費を分ける。工程図、配置・構成図、仕様付き見積
需要の根拠試作品の評価、購買候補者への聞き取り、価格テストを整理する。広告の表示数を購入者数の根拠として代用しない。オーダー家具EC・DtoC事業の購入・利用候補者別の聞き取り記録
用途・専用性既存商品の通常販売費と新商品・新サービスの費用を区分する。共通の店舗・EC機能の使い方も明らかにする。既存/新規の用途区分、経費の対応表
支払・資金繰り試作・仕入れの先行支払、在庫滞留、返品、決済サービスの入金サイクルを含めて資金を見積もる。支払月と入金月が分かる資金繰り表

木材加工品輸出事業

「木材加工品輸出事業」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。

確認項目木材加工品輸出事業で整理する内容用意する根拠
顧客・提供価値既存の受託先と、新たに販売したい業界・用途を分ける。購入側が必要とする品質、寸法、材質や供給量を確認する。既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ
設備・開発範囲加工・組立・検査のどの工程に設備が必要かを工程図に示す。治工具、据付、試運転と保守の範囲も見積で分ける。工程図、配置・構成図、仕様付き見積
需要の根拠取引候補先への仕様ヒアリング、試作品の評価、見積依頼などを整理する。市場全体の成長率だけで受注量を決めない。木材加工品輸出事業の購入・利用候補者別の聞き取り記録
用途・専用性専用ラインと既存受注用設備の役割を工程・配置図で区分する。既存製品の増産や更新だけになっていないかを確認する。既存/新規の用途区分、経費の対応表
支払・資金繰り発注時の前払、納品・検収後の残金、試作材料や立上げ期間の運転資金を月別に並べる。支払月と入金月が分かる資金繰り表

バイオマス・木質ペレット製造

「バイオマス・木質ペレット製造」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。

確認項目バイオマス・木質ペレット製造で整理する内容用意する根拠
顧客・提供価値原料を排出する事業者と、再生材・製品を買う事業者の両方を整理する。原料確保と販売先確保を別々に確認する。既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ
設備・開発範囲選別、処理、加工、品質検査の設備を整理する。許認可、処理能力、原料の受入条件を関係窓口へ確認する。工程図、配置・構成図、仕様付き見積
需要の根拠排出元の供給意向と、購入候補先の品質・数量・価格条件を照合する。再生材の歩留まりや不適合品も計画に含める。バイオマス・木質ペレット製造の購入・利用候補者別の聞き取り記録
用途・専用性既存処理設備の能力増強と新製品の製造工程を区分する。設備の用途と製品ごとの原価を追えるようにする。既存/新規の用途区分、経費の対応表
支払・資金繰り原料の受入れから製品代金回収までの期間、処分費や保管費、販売単価が下がる場合の資金を試算する。支払月と入金月が分かる資金繰り表

木材・家具の相談先と持参する資料

木材・家具で相談する際は、上の確認表に加え、既存事業の概要、投資見積、事業実施場所、支払予定をまとめて持参します。専門家には計画への助言を依頼でき、事業計画の作成と電子申請は申請者本人が行います。

事業実施地域の商工会議所・商工会、都道府県のよろず支援拠点などが相談先の候補です。

窓口ごとの対応内容・予約・費用は直接確認してください。融資を使う場合は資金提供元にも計画を相談し、必要な確認書を準備します。

木材・家具の計画と照合する国制度の枠・日程

申請受付は2026年9月30日、締切は10月30日18時。3つの枠から事業内容に合うものを選びます。

申請枠事業の中心必要な設備投資の確認
革新的新製品・サービス枠革新的な製品・サービスの開発機械装置・システム構築費が必須
新事業進出枠既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業機械装置・システム構築費又は建物費が必須
グローバル枠新たな海外市場向けの国内輸出体制強化機械装置・システム構築費又は建物費が必須

従業員0人の事業者は対象外です。新事業進出枠では創業1年未満も対象外です。補助上限は枠・従業員数・特例で変わり、賃上げ等の計画要件もあります。採択と交付決定は別で、原則として交付決定前の発注・契約・支払いは対象になりません。補助金は実施・報告・確定検査後の精算払いです。

制度確認日:2026年9月14日。中小機構の公式サイト・第1回公募要領の最新情報を優先してください。旧新事業進出補助金の採択結果は新制度の採択実績ではありません。