リサイクル・廃棄物で最初に整理する事業と投資
リサイクル・廃棄物で新事業進出・ものづくり商業サービス補助金を検討する際は、廃プラスチック再生材製造事業・EV廃バッテリーリサイクル・食品廃棄物バイオガス化事業などの事業テーマについて、顧客・必要な投資・需要の根拠を先に整理します。第1回締切は2026年10月30日18時です。
検討の出発点となる課題は、廃棄物処理単価の下落・リサイクル素材の品質安定化・新素材市場への販路開拓・規制対応コストの増大。下の確認表を使い、既存事業の改善と、新たな製品・サービスや顧客への展開を分けて考えてください。
リサイクル・廃棄物の投資テーマ別チェック
以下は事業計画を具体化するための編集上の確認事項です。仮想の検討であり、地域別の実績や採択・経費対象の確約を示しません。
廃プラスチック再生材製造事業
「廃プラスチック再生材製造事業」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。
| 確認項目 | 廃プラスチック再生材製造事業で整理する内容 | 用意する根拠 |
|---|---|---|
| 顧客・提供価値 | 原料を排出する事業者と、再生材・製品を買う事業者の両方を整理する。原料確保と販売先確保を別々に確認する。 | 既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ |
| 設備・開発範囲 | 選別、処理、加工、品質検査の設備を整理する。許認可、処理能力、原料の受入条件を関係窓口へ確認する。 | 工程図、配置・構成図、仕様付き見積 |
| 需要の根拠 | 排出元の供給意向と、購入候補先の品質・数量・価格条件を照合する。再生材の歩留まりや不適合品も計画に含める。 | 廃プラスチック再生材製造事業の購入・利用候補者別の聞き取り記録 |
| 用途・専用性 | 既存処理設備の能力増強と新製品の製造工程を区分する。設備の用途と製品ごとの原価を追えるようにする。 | 既存/新規の用途区分、経費の対応表 |
| 支払・資金繰り | 原料の受入れから製品代金回収までの期間、処分費や保管費、販売単価が下がる場合の資金を試算する。 | 支払月と入金月が分かる資金繰り表 |
EV廃バッテリーリサイクル
「EV廃バッテリーリサイクル」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。
| 確認項目 | EV廃バッテリーリサイクルで整理する内容 | 用意する根拠 |
|---|---|---|
| 顧客・提供価値 | 設備の所有者と点検・施工・運用サービスを契約する相手を特定する。既存工事の受注量増加との違いを整理する。 | 既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ |
| 設備・開発範囲 | 施工・診断・検査用の機材とデータ管理機能を分ける。外注作業の範囲、必要資格、現場ごとの安全条件を確認する。 | 工程図、配置・構成図、仕様付き見積 |
| 需要の根拠 | 設備所有者や管理会社の困りごと、点検頻度、発注意思、契約単価を聞き取る。機器の普及台数だけで受注を予測しない。 | EV廃バッテリーリサイクルの購入・利用候補者別の聞き取り記録 |
| 用途・専用性 | 既存工事用工具と新サービスの専用機材を区分する。施工先に引き渡す販売用設備と自社で使用する設備を区別する。 | 既存/新規の用途区分、経費の対応表 |
| 支払・資金繰り | 機材代・外注費の支払と、工事完了・検収・代金回収の時期を合わせて資金繰りを作る。 | 支払月と入金月が分かる資金繰り表 |
食品廃棄物バイオガス化事業
「食品廃棄物バイオガス化事業」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。
| 確認項目 | 食品廃棄物バイオガス化事業で整理する内容 | 用意する根拠 |
|---|---|---|
| 顧客・提供価値 | 店内客への追加販売と、法人卸・通販など新しい顧客向けの商品を区別する。誰が、どの場面で、いくらで買うかを記す。 | 既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ |
| 設備・開発範囲 | 調理、加工、急冷、包装、保管の工程を整理する。商品仕様に必要な能力・衛生管理、設置工事の範囲を見積に落とす。 | 工程図、配置・構成図、仕様付き見積 |
| 需要の根拠 | 卸先の試食評価、想定注文ロット、テスト販売の反応を整理する。製造能力から逆算するだけでなく販売先から販売量を考える。 | 食品廃棄物バイオガス化事業の購入・利用候補者別の聞き取り記録 |
| 用途・専用性 | 既存店舗で使う厨房と新商品の製造設備を区分する。通常メニューの追加や販売方法の変更だけになっていないかを確認する。 | 既存/新規の用途区分、経費の対応表 |
| 支払・資金繰り | 原材料、包装資材、冷凍保管・配送費を含める。卸先の入金までの期間と、設備の支払月が重なっても資金を確保できるか確認する。 | 支払月と入金月が分かる資金繰り表 |
アップサイクル製品製造
「アップサイクル製品製造」を検討するときの確認表です。設備名だけで申請枠を決めず、提供する製品・サービスと顧客の違いを具体化します。
| 確認項目 | アップサイクル製品製造で整理する内容 | 用意する根拠 |
|---|---|---|
| 顧客・提供価値 | 原料を排出する事業者と、再生材・製品を買う事業者の両方を整理する。原料確保と販売先確保を別々に確認する。 | 既存/新規の顧客・製品・価格を並べた比較メモ |
| 設備・開発範囲 | 選別、処理、加工、品質検査の設備を整理する。許認可、処理能力、原料の受入条件を関係窓口へ確認する。 | 工程図、配置・構成図、仕様付き見積 |
| 需要の根拠 | 排出元の供給意向と、購入候補先の品質・数量・価格条件を照合する。再生材の歩留まりや不適合品も計画に含める。 | アップサイクル製品製造の購入・利用候補者別の聞き取り記録 |
| 用途・専用性 | 既存処理設備の能力増強と新製品の製造工程を区分する。設備の用途と製品ごとの原価を追えるようにする。 | 既存/新規の用途区分、経費の対応表 |
| 支払・資金繰り | 原料の受入れから製品代金回収までの期間、処分費や保管費、販売単価が下がる場合の資金を試算する。 | 支払月と入金月が分かる資金繰り表 |
リサイクル・廃棄物の相談先と持参する資料
リサイクル・廃棄物で相談する際は、上の確認表に加え、既存事業の概要、投資見積、事業実施場所、支払予定をまとめて持参します。専門家には計画への助言を依頼でき、事業計画の作成と電子申請は申請者本人が行います。
事業実施地域の商工会議所・商工会、都道府県のよろず支援拠点などが相談先の候補です。
窓口ごとの対応内容・予約・費用は直接確認してください。融資を使う場合は資金提供元にも計画を相談し、必要な確認書を準備します。
リサイクル・廃棄物の計画と照合する国制度の枠・日程
申請受付は2026年9月30日、締切は10月30日18時。3つの枠から事業内容に合うものを選びます。
| 申請枠 | 事業の中心 | 必要な設備投資の確認 |
|---|---|---|
| 革新的新製品・サービス枠 | 革新的な製品・サービスの開発 | 機械装置・システム構築費が必須 |
| 新事業進出枠 | 既存事業とは異なる新市場・高付加価値事業 | 機械装置・システム構築費又は建物費が必須 |
| グローバル枠 | 新たな海外市場向けの国内輸出体制強化 | 機械装置・システム構築費又は建物費が必須 |
従業員0人の事業者は対象外です。新事業進出枠では創業1年未満も対象外です。補助上限は枠・従業員数・特例で変わり、賃上げ等の計画要件もあります。採択と交付決定は別で、原則として交付決定前の発注・契約・支払いは対象になりません。補助金は実施・報告・確定検査後の精算払いです。
制度確認日:2026年9月14日。中小機構の公式サイト・第1回公募要領の最新情報を優先してください。旧新事業進出補助金の採択結果は新制度の採択実績ではありません。